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H28小規模事業者持続化補助金 本日締切! 今回のポイントまとめ

助成金・補助金, 未分類

いよいよ本日「平成28年度第2次補正予算 小規模事業者持続化補助金」の申請受付が終了します。
弊社でも何件かお客様の申請のお手伝いをさせていただきましたが、毎回応募が増えているせいか採択率は下がり、また審査がとても厳しいようですね。

  

平成28年度 小規模事業者持続化補助金 申請のポイント

正直なところ、商工会議所の中小企業診断士は地域の担当者により言うことがまちまちだと感じました。
もちろん担当は1企業に1人なので戸惑うこともないかもしれませんが、弊社のようにお客様のお手伝いをしていると誰の言うことを基準に考えるか戸惑うところです。
結局のところ、担当者に合わせてそれぞれのポイントで作成してくしかないのですけど。。
それでも今回の申請書の内容について一貫したポイントはあったかと思います。
そのポイントをまとめておきたいと思います。
  

補助金を使う目的はあくまで「新しい取り組み」

募集要項を読むと、販路開拓のための取り組みに使えることは分かる。
それではということで、自社のサービスや商品を PRするためにホームページ作成することやチラシを作成するということで申請しようと思っても、実はこれは対象外。
あくまで販路開拓・拡大に向けて新たな取り組みをするということが前提条件。
これが要項では判りにくいところではある。
募集要項を読むと広報費や設備費・開発費・外注費・専門家謝金など、何にでも使えるという印象を受けるが、新たな取り組みを行う際にかかったそれらの費用が補助対象というのが正解。
つまり新たな取り組みをPRするための広報費としてホームページ作成やチラシ作成を行うということならOKだ。
  

「企業概要」は現状提示と課題提示を具体的に

はじめに「企業概要」では、自社の状況を細かく説明し、現状がどうなのかを売り上げ数値を記載して具体的に提示する。
また現状での課題を提示し、これらを解決するため今回申請する新たな取り組みである補助事業を行うということに結びつける。
  

「顧客ニーズと市場の動向」はデータを使い根拠を示す

「顧客ニーズ」は推測で書いてはいけない。
推測でなくとも、根拠となるデータを示さないといけない。
ネットなどでグラフやデータを探し出し貼り付け、出典を記載するようにする。

また「市場動向」も同様に根拠を示す。
そして結果、市場がどうなっていてどのようなサービスがどう需要があるのかをはっきりと結論づける。

市場動向の後に「競合状況」も書いて、現在の市場の中で自社がどの位置にいるのかを示すと良い。

またこの「顧客ニーズと市場の動向」の内容は、申請する補助事業に関わるような内容にする必要がある。
  

「自社の商品・サービスの強み」は具体的に、写真も使用する

ここは特に気をつける点が少ないかもしれないが、簡潔に分かりやすくアピールを。
自社の弱みを付け加えてみても良いかもしれない。
  

「経営方針・目標と今後のプラン」は具体的な数値で売り上げ目標を

目標を簡潔に記載し、売り上げの目標数値を2〜3年間の表でまとめると良い。
あくまで目標なので、数値は夢のような数値で右肩上がりで問題ない。
また今後のプランは年月を入れて時期を明確にして時系列で説明する。
ガントチャートを付け加えるのも良い。
  

「販路開拓等の取り組み内容」は項目を分けて具体的に説明する

ここが申請書の中でも特に重要な部分となってくる。
取り組み内容を箇条書きにするだけでなく、項目分けして具体的に記載すると良い。
例として、
「取り組みの趣旨・目的」「本事業の対象顧客」「本事業の概要」「事業スケジュール」
というような項目分けが良いかと思われる。
ここも経営計画と同じで、「根拠を示す」ことが大事。
また専門的な用語など(専門的な機械など)がある場合は、注釈などでその説明も付け加えておく。
  

「補助事業の効果」は具体的な説明と売り上げ増加想定を

補助事業によってどのような状況になり、売り上げがどう変わるのか、具体的に記載する。
その際に事業計画の目標でも記載した売り上げ目標と同じように、2〜3年の売り上げの増加想定を表で加えると良い。
夢物語?というような内容でも良いと思われる。

  
   
申請書のひな形を見ると、とても簡単な申請書に見えるが(記載枠がとても小さいので..)、実はとても詳細に具体的に記載する必要があり結構大変な申請だという感想が多い。
皆さんはいかがでしたでしょうか?
もし今回採択が見送られたとしても次回の応募への練習だったと思いたいところですね。

もしも次回募集の際に申請したいけど書き方のポイントがわからない、などということがあればお気軽に弊社にお問い合わせください。